「自由に今日も。」戦うフリーターです。
今回は大前提としてフリーターとは何?というところをお話したいと思います。
根拠を明らかにするため、公的に発表されている統計なども参考にお話していきたいと思います。
少しでも皆さんの疑問や不安が取り除けたらと思います。
「フリーター」とは?定義と現実
フリーターの定義と年齢
- 若年のパート・アルバイト及びその希望者
年齢が15~34歳で、男性は卒業者、女性は卒業者で未婚の者のうち次の者をいう。
- 雇用者のうち勤め先における呼称がパート・アルバイトの者
- 完全失業者のうち探している仕事の形態がパート・アルバイトの者
- 非労働力人口で、家事も通学のしていないその他の者のうち、就業内定しておらず、希望する仕事の形態がパート・アルバイトの者
引用:労働力調査|総務省統計局
- フリーターの定義
年齢は15~34歳と限定
- 現在就業している者については勤め先における呼称が「アルバイト」又は「パート」である雇用者で、男性については継続就業年数が1~5年未満の者、女性については未婚で仕事を主にしている者
- 現在無業の者については家事も通学もしておらず「アルバイト・パート」の仕事を希望する者
引用:労働経済白書(労働経済の分析)|厚生労働省
どちらの定義も34歳までのパート・アルバイトで家事や通学をしていないということ、男女で基準があるということが共通認識として見られます。私がこの定義をみて年齢制限あることを知ったとき、タイムリミットを感じました。
ちなみに35歳以上になると、35歳~44歳までは「フリーターと同等の不安定労働者」(厚生労働省)と呼んだり、「無職」「高齢フリーター」などと呼ばれたりすることもあるそう。
統計からみたフリーターの現実
フリーターをいわゆる正社員として採用する場合の年齢の上限をみると、「35歳未満であれば年齢制限なし」とする企業割合が最も多く33.7%、次いで「25~29歳」が26.0%となっている。(表23)
引用:平成16年雇用管理調査結果の概況|厚生労働省
先ほど、年齢に関して触れたので今回はこの統計を見ていきたいと思います。
(約20年前の統計になってしまうので多少認識の変化はあるかもしれません。ご了承ください。)
皆さんはこれをみて何を感じるでしょうか
私は少し希望を感じます。
まず、35歳未満であれば年齢制限は特になしと考える企業が約3割。
25歳~29歳が約2割です。
私は25歳なので全体の5割に属していることになります。
でも、2番目に多い25歳~29歳が求められる理由は何でしょう。
個人的な見解ですが、「20代かつ20代前半までよりも経験豊富で即戦力になる」ということが考えられるのではないでしょうか。
もちろん、年齢関係なく経験値は人それぞれです。
ですが、大学生のときのアルバイトから今までいくつかの業種や職種の経験があることは私の糧になっています。とくに、飲食店の歴がトータルで長いので接客業での面接ではプラスに映っているのではと勝手に思ってます。それに、実際に働きだしても基本が身についているので、出来るようになるまでのスピードは速いように感じます。
一つの職場で長く勤めることももちろん大事ですが、色んな仕事や同じ業種・職種でも色んな職場を経験することは特に10代、20代のうちなら損はないと思います。
フリーターという働き方が通過点と考える人は、単発アルバイトや掛け持ちなどで色んな経験をしてみるのもありだと思います。
フリーターの4つの分類(きっかけや契機に基づく)
- 夢追求型(芸能関係を目指しながらアルバイト)
- モラトリアム型(やりたいことを探したい、正社員になりたくない、何となく、自由でいたいからアルバイト)
- やむを得ず型(正社員になりたいが、なれないためアルバイト)
- ステップアップ型(社会的に評価が高い専門職を目指しながらアルバイト)
(こちらの資料の全文にはインタビューへの回答や事例も載ってるので、どんな人がフリーターとして生活しているんだろうと気になる方はぜひ読んでみてほしいです。)
フリーターは上記の4つに分類されるそうです。
あくまで分類なので、必ずこのどれかに当てはまるわけではなく背景や環境によっても様々だと思うので参考程度で見てくださいね。
ちなみに、私はザ・モラトリアム型ですね。
モラトリアムってそもそも何だろうって調べたら、心にグサッと何かが刺さりましたが気にせず我が道を突き進むことにします。あくまで私にとってフリーターという働き方は通過点。
それに、いくらでも猶予期間というか立ち止まる期間があってもいいと私は思います。
私は、そんな期間をたくさん設けることが出来たから、今は前向きにフリーターとして働きながらフリーランスになる準備を進めることが出来ている。
一応、定義としてモラトリアムについての説明置いてますがあまり気にしないでくださいね。
モラトリアムとは
- 肉体的には成人しているが、社会的義務や責任を課せられない猶予の期間。また、そこにとどまっている心理状態。(出典:デジタル大辞泉|小学館)
- 心理学の用語。自己を発見し、社会的成長に至るまでの精神の準備期間。青年期にみられる。(出典:精選版 日本国語大辞典)
- 人間の発達を可能にする準備期間のことで、エリクソンが命名した。青年が社会人としてのアイデンティティーを確立するために様々な役割を試み模索することを、社会は心理・社会的猶予期間(psycho‐social moratorium)として認めていると考えた。しかし、高学歴化が進み、性的に成熟しながらも親に経済的・精神的に依存する状態が長引く現代の日本社会では、モラトリアムが本来の意味を失い、社会的責任回避の意味合いが強くなる。自意識過剰になり、社会人としての同一性選択を回避し、無気力になり、友人関係に不安を抱くなど、エリクソンが同一性拡散として記述した事柄は、長期化するモラトリアム社会の危険性を表してもいる。(出典:(田中信市 東京国際大学教授 / 2007年|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」)
引用:コトバンク
フリーターに向いている人
次の目標がある人(フリーターは通過点)
4つの分類のうち、やむを得ず型以外の3つの型に当てはまる人だと思います。
世間的にも言われていますが、フリーターは一生続けられる働き方とは言えません。
個人的にも、ここまではフリーターとして頑張るという目途があるからこそ頑張れています。
体力的にも精神的にも少なくとも私には長くは続けられないと考えています。
月10万円以内で生活できる人
週30時間程度で月20日で働いて、13万円くらい稼げます(深夜手当あり)
固定費を下げて、贅沢をしなければ月10万円以内で生活は不可能ではないです。
とりあえず、私はここを目標に生活してます。(目標について)
自由度の高さを最優先に考える人
シフトをなるべく減らして生活することが出来ればその分自由な時間を確保できます。
シフトを減らすということは、生活費も減るのでそこを天秤にかけても自由が欲しい人は向いていると思います
正社員で働いているとき、平日週5日8時間+土曜出勤や残業という働き方で、ほぼ定時上がりでもストレス半端なくて、ストレスで発散のために浪費してしまうことに無駄を感じていました。
それなら、最小限にストレスを押さえて生活することが出来れば浪費もしないし、収入が少なくても生きていけると考えました。それに、拘束時間も少ない時で4時間くらいだし、毎日お昼休みの時間が苦痛だった私にとっては最高です。
世間体を気にせず、自分の意思を貫ける人
フリーターに対しての世間の風当たりはまだまだ強い。
特に、結婚を考えている人にとっては厳しいのではないでしょうか。
結婚相手はもちろん、親なども絡んできます。
結婚にそこまでこだわりがないという方や、フリーターという働き方を受容してもらえる環境にある方には向いていると思います。
フリーターに向いてない人
フリーターとしての生活に漠然と不安を抱えながら生きる人
とにかく、自己分析をしてください
自分は何がしたいのかを突き詰めてください
いま、この瞬間、フリーターとして生きることが一番幸せと感じるならば一緒にフリーター生活を楽しみましょう!
もし、ほかの道があるのならば挑戦して、失敗したり挫折したら戻ってまた考えればいい。
きっと、経験にはなるしこの先その経験が活きることがあるかもしれない。
自由よりも安定を優先的に考える人
安定を取るならば正社員で働くことをお勧めします。
最低限の収入は保証されていますし、福利厚生、ボーナスなども充実しています。
世間体が気になる人
親が正社員以外認めない、婚約者や恋人がフリーターだと将来が不安、友達との集まりや結婚式が苦痛など様々な理由があると思います。繋がりを大事にできる方なんだと思います。
それらを跳ねのけてでも自由を取る人も世の中にはいます。私です。
自分の価値観に合わない人はどんどん断ち切るタイプなので、弊害はほぼありません。
共感されなくても自分は自分、人は人です。
まとめ
今回は、フリーターの定義と現実、向いている人そうでない人についてお話しました。
社会で生きていくって、本当に大変ですよね。
生きるだけでお金がかかって、税金とか物価も上がってさらに生きにくくなってきた。
そんな中、色んな選択肢がある中で、フリーターを選んだ理由は人それぞれあると思います。
私は、同じフリーターでも色んな価値観があると思うし、それを知りたい。
まずは、自分の価値観とか考えを発信して、こんなフリーターが居るよってこと知ってもらって、何か支えになったり、参考にしてもらえたら嬉しいなという思いで書いてます。
ここまで長くなりましたが読んでくださり、ありがとうございます。
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